産後の足のむくみはいつまで?原因は?

妊娠中を含めて産前産後に
身体のむくみに悩まされるママさんはたくさんいます。

全体的に体がむくんでしまう人もいれば、
足首だけ、腕だけみたいに部分的な体のむくみに悩まされる人もいます。

こうした産後の体のむくみは何が原因なのかというと、

  • 産後のむくみの原因1 血行不良
  • 産後のむくみの原因2 骨盤のゆがみ
  • 産後のむくみの原因3 リンパの乱れ


といったものが考えられます。


産後のむくみの原因1 血行不良

出産では体の水分も一緒に大量に失ってしまいます。

失われた大量の水分を補おうとして
過剰に水分を溜め込もうとしてしまうし、
授乳によっても水分が奪われていきます。

体内の水分量のバランスが崩れることで
足のむくみが起こりやすくなります。

産後は産前よりもさらに
身体を動かすことができずに運動不足になるし、
2時間おきに繰り返される授乳で睡眠不足になりがち。

疲れがたまりやすい状況がつづくため、
そのせいで血行不良になってしまいむくみの原因となります。


産後のむくみの原因2 骨盤のゆがみ

出産の過程では骨盤にかなりの負担をかけることになるし、
出産の前後で骨盤の位置も大幅に変化をします。

私たちの体は非常によくできていて、
たとえばお腹をメスで開いて手術をして、
内臓の位置をぐちゃぐちゃに戻したとしても、
時間と共に内臓はきちんと正しい位置に戻っていきます。


骨盤も本来であれば正しい位置に戻っていくはずなんですが、
出産という激しい過程を乗り越えた場合、
骨盤の位置が正しく戻らなかったり、
骨盤が歪んでしまうことがあります。

骨盤が歪むことで血管を圧迫すればやはり、
血行不良の原因となります。

下半身に落ちて行った血液が上半身に戻りにくくなる結果、
顕著な足のむくみが見られるようになります。


産後のむくみの原因3 リンパの乱れ

血行不良は水分を大量に蓄えていたり、
骨盤の歪みもかかわっていますが、
血液そのものがドロドロになっていて、
血流が悪くなっている可能性もあります。

血液はサラサラしていればスムーズに体内を循環できますが、
不純物が混ざると粘度が高くなって粘り気のようなものが出始め、
ドロドロになっていきます。

コレステロールなどの毒素が血液にたまることで、
血液の粘度が高くなり、産後の足のむくみの原因となります。

こうした毒素は本来であれば、
血管と同じく全身に張り巡らされたリンパによって
回収され体の外に排出されています。

けれども、骨盤のゆがみなどによってリンパの働きが妨げられると、
リンパで回収しきれなかった毒素がドンドン血液に流れ込み、
ドロドロな状態になっていってしまいます。

たとえば、下の中に挙げたもののうち、
どれか一つに思い当たるものがあれば、
リンパの流れが悪くなっていると考えられます。

  • 関節が痛む(リンパ節炎)
  • 身体が冷えてしまいがち
  • お通じが悪く便秘気味
  • 肌荒れしやすくなった
  • 髪の毛や爪のハリ・コシが亡くなった
  • なんだか疲れやすく体調を崩しやすい


こうした症状に当てはまるものが多ければ多いほど、
リンパの流れを整えてあげることで、
足のむくみと一緒に症状が改善する可能性が高いです。